暖房が暖まらない!部屋全体を暖かくする方法は?

春夏秋冬大活躍するエアコン。夏は冷房、冬は暖房をつけることで他の電化製品がなくてもエアコン一台で1年間快適な温度で過ごせます。

しかしエアコンも万能ではありません。夏の場合は冷房が部屋全体に広がらず暑く、冬の場合は暖房をつけても部屋の一部分だけが暖かくなり、足元が冷えるという経験をしたことはありませんか?

こういったときは適切な対応をすることで、快適な部屋空間を作ることができます。今回は、暖房を部屋全体に行き渡せる方法をお伝えしていきます。

●こんな人に読んでほしい記事です
・足元が冷えるのでなんとかしたい

エアコンの暖房力はそこまで強くない?

エアコンは外の温度と家の温度差を調整するように作られています。温度差があればあるほど、大きな電力を消費してエアコンを稼働させる必要があります。

例えば夏の場合、外の温度が38度、設定温度が27度の場合11度の差を埋めようと
稼働します。

冬の場合は外が0度、設定温度が22度の場合、22度の差を埋めようと稼働します。単純に比較しても、温度差が2倍あるのでパワーも2倍必要となります。

エアコンの冷房能力と暖房能力はメーカによって違いますが、1.3~1.5倍ほど暖房力が高く設定されています。

しかし必要なパワーは2倍であるにも関わらず、能力は1.3~1.5倍しか変わらないので、夏にエアコンがフルパワーで稼働している状態なら、暖房の能力は足りず部屋全体が暖かくならないことがわかります。

部屋を暖める対策

対策方法として以下の3つがあげられます。

1.部屋全体を温めるエアコンを購入する
2.風向きを下にする
3.空気を循環させる

一つずつ解説していきます。

1.部屋全体を温めるエアコンを購入する

近年のエアコンは自動で部屋の温度を感知して、効率よく暖める機能が搭載されているモデルがあります。

例えば三菱から販売されている霧ヶ峰は「ムーブアイ」という機能を使い人を見つけて風向きを変え、人のいるエリアを中心に効率的に暖めてくれます。

エアコン本体の値段が高いですが、買い替えるタイミングであれば検討してみてください。

2.風向きを下にする

暖かい空気は天井に上がっていき、冷たい空気は下に溜まる性質があります。
お風呂のお湯が上は温かく下は冷たいという経験をしたことはありませんか?空気も同じ原理です。

暖かい空気が上に行くので風向きを下にすることで、部屋全体を暖めることができます。

エアコンのリモコンで簡単に設定を変えれるのでおすすめの方法です。

注意点として、温風を直接当たらないようにしましょう。直接当たると体調を崩してしまいます。

3.空気を循環させる

空気を循環させることで、暖かい空気を部屋全体に、行き渡せることができます。サーキュレーターを天井に向け、上に溜まっている暖かい空気を循環させましょう。

サーキュレーターの電気代は1日1円といわれており、電気カーペットや石油ヒーターなど他の暖房器具よりも安く使用することが可能。

コスパがよく効率的に部屋を暖めることができます。

設定温度を上げるのはやめよう

「足元が冷えるなら温度をあげればいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし設定温度を上げても、部屋全体が暖かくなりません。

上述した通り、暖かい空気は天井に溜まります。暖房を強くしても、温風が天井に溜まるだけで足元は冷えたままです。

また温度を上げることで、外との気温差がさらに広がりエアコンのパワーを使うことになります。
パワーを使えば使うほど、電気代はかさんでいきますので、コストパフォーマンスが悪い結果になります。

足元が冷える場合は、エアコンの設定温度を上げるのではなく、紹介した方法で暖かい空気を部屋全体に行き渡せるようにしていきましょう。

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