夏前などのエアコンを長期間使用する前には試運転するのがよいです。しかし、試運転を初めてされる方はその方法がわからないかと思います。
どうして試運転が必要なのかと思われる方もいるのではないでしょうか?
また、具体的な方法がわからない場合もありますよね。
そこで今回は、エアコンの試運転をする意味と方法について解説いたします。
夏前にエアコンの試運転が必要な理由
エアコンの試運転は夏がくる前にしてください。
以下のような問題があるためです。
- 夏場にエアコンが故障
- 夏季のエアコン修理は時間がかかる
夏前にエアコンが正常に運転するかを確認するのは非常に大切です。
エアコンが故障すると困る
夏場にエアコンが使えないと困る場合もあります。
国土交通省気象庁によると、2021年の最高気温は36.8℃(8月)です。
東京2021年(月ごとの値)|国土交通省気象庁(2022年6月25日)
夏場にエアコンが故障した場合、40度近い気温を記録する地域では、熱中症の危険性が潜んでいます。
このような状況をつくらないために、夏前にエアコンの試運転をおこなうことが大切です。
試運転をして動作の確認をしていれば、こと前に故障や異常に気づけます。
故障や異常がある場合は、速やかに修理の依頼や買い替えを検討してください。
高気温となる夏場を安心して過ごしましょう。
業者が忙しい時期! すぐには対応できない
エアコンの故障や異常がある場合は、早急に修理依頼や買い替えの検討をしてください。
夏前や夏場は、工事業者がすぐに対応できないためです。
エアコン工事業者の繁忙期は以下のとおりです。
- 3〜4月
- 6〜8月
春は新生活を迎える方が増え、エアコンの需要が高まります。
また、夏場はエアコンの需要がピークを迎えるタイミングです。
そのため、エアコンの工事業者は非常に忙しく、急な工事依頼に対応できません。
工事の対応までに2〜3週間かかる場合もあります。
このような理由により、夏季は対応が遅れます。
夏前にエアコンの試運転をして、故障や異常がないかを確認することが大切です。
試運転の方法とチェックポイント
ここでは以下のような内容について解説していきます。
- 試運転の準備
- 試運転の手順
エアコンの試運転をしっかりとおこない、夏前などの長期間使用に向けて備えてください。
試運転の前に必要な準備とは?
エアコンの試運転をおこなう際は以下のような項目を確認してください。
- ブレーカー
- コンセント
- リモコン
- フィルター
電源を安全に入れられるかを確認するのがよいです。
また、試運転の前には掃除をしてください。
長期間使っていないエアコンはホコリが溜まったり、カビが発生している可能性があります。
安全にエアコンを使用するためにブレーカーとコンセントの確認
エアコンを長期的に使用する夏前などにはブレーカーやコンセントの確認をしてください。
発火などのトラブルを防ぎ、安全にエアコンを使用するためです。
まずはコンセントの状態を確認します。
周辺にホコリがある状態で使用すると火災の原因となります。
ホコリが通電により発火するためです。
これをトラッキング火災といいます。
周辺にホコリがある場合はエアコン用のブレーカーをOFFの状態にしてください。
これにより、安全にコンセント周りの掃除ができます。
掃除が終了したらブレーカーをONにします。
このように、エアコンを安全に使用するにはブレーカーやコンセントの状態を確認するのが大切です。
フィルターをきれいにしよう
試運転の前にはフィルターのホコリを取り除いてください。
フィルターが詰まっている場合、エアコンの効率が低下するためです。
また、効率が低下したエアコンは過剰運転となり、電気代が上がる側面があります。
エアコンのフィルター掃除には健康被害を未然に防ぐ意味もあります。
フィルターに溜まったホコリは、カビが繁殖する理由のひとつです。
エアコンの寿命を縮めないためにも定期的な掃除はもちろん、長期使用する前にもきれいにすることが大切です。
リモコンの動作確認
最後にリモコンの動作確認をしてください。
長期間使用していないリモコンに問題がないかを把握するためです。
確認するべき項目は以下のとおりとなります。
- 電池が入っているか
- 電池が切れていないか
- 正しい向きに電池が入っているか
これらを確認して、リモコンに反応がない場合はリセットボタンを試してください。
すべて試したがリモコンが動かない時は故障が考えられます。
保証期間内であれば相談窓口へ連絡するのがよいです。
保証期間が過ぎている場合は新たにリモコンの購入を検討してください。
このように、こと前に動作確認をしておけば、夏場にエアコンが使えずに困ることはないです。
試運転の手順
試運転は以下の手順でおこないます。
- 冷房を最低温度の風量最大で10〜30分運転
- この際に冷風が出ているか、異常を示すランプの点滅を確認
- 冷房運転ため30分が経過したら、水漏れを確認
- 異音と異臭がないかも確認
- 試運転完了
試運転をおこなう時は水漏れの可能性を考え、エアコンの下にあるものは動かすことをおすすめします。
冷房の運転時間を30分とした理由は、冷媒ガスが循環回路を一巡させるためです。
エアコンに使われる冷媒ガスとは、人体に流れる血液のような働きをしています。
血液が酸素などを運ぶように、冷媒ガスは熱を運んでいます。
これにより、冷たい風や暖かい風を生み出しているのです。
この冷媒ガスが安定して循環し、室内機に結露が発生するまでに30分の時間が必要となります。
最後まで問題がなければ無事に試運転完了です。
試運転は道具も必要なく、容易にできます。
夏前などの長期にわたり、エアコンを使用する前は必ず試運転をしてください。
必要な時に動かないというトラブルを回避できます。
エアコンを多用する期間の前には試運転をしよう
エアコンを長期間使用する前には必ず試運転をしてください。
故障やトラブルなどはこと前に対処することが大切です。
必要な時にエアコンが使える快適な環境を整えましょう。
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